今日もキミに甘え放題



「俺の好きなことは、彩葉のそばにいることだな」
「……私の、そば?」

「ああ、だから離れるつもりはねぇよ。
彩葉から離れない限りな」

「……よかった」


顔を上げて、少し目を潤ませながら微笑む彩葉。
思わず押し倒したい衝動に駆られる。

理性というものを保つのは、なかなか大変である。


「ほら、眠いんだろ?」
「……うん」

「ほら、早く横になれ」
「やだ……悠くんがいい」


まるで子供のように駄々をこねて。
俺に寄り添う彩葉の唇を、気づけば奪っていた。


「ゆ、くん……?」


頭がうまく回っていないのか、彩葉は目を丸くするだけだった。

それを良いことに、また彼女にキスを落とす。

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