今日もキミに甘え放題
テスト期間には図書室で一緒に勉強したり、休みの日には外へ遊びに行ったり。
最初はそれで良かった。
けれど学校でバスケ部の練習試合が行われると聞き、ひとりで観に行った日が、すべての始まりだった。
『見て、またつきまとってるよ』
『清水くんかわいそう』
体育館につき、試合が始まるのを待っていると、同じように観に来ていた女の先輩たちからやけに鋭い視線を感じて。
不思議に思っていたその日の帰り。
『ねぇ、あんた』
『えっ……』
門前で悠くんを待っていると、女の先輩たちに声をかけられた私。
どうしてか、先輩たちは私をキツく睨んでいて。
部活の先輩にすらそのような目を向けられたことがなかったため、正直怖かった。
『本当にあんた、ブサイクな顔してるね』
『あんたみたいな女が清水くんの幼なじみなんて可哀想』
冷たい声は、私の心にグサリと刺さった。