今日もキミに甘え放題






今日は私の家にやってきた悠くん。

リビングみたいな広い場所では落ち着かないと思い、私の部屋で話すことにしたけれど。


なにから話せばいいのかわからなかった私は、早速言葉に詰まらせてしまう。

そんな私を見て悠くんは……。


「別に、そんな焦らなくていいだろ」
「えっ……」

急かすことはせずに、むしろ私を落ち着かせてくれる。


「なんならいつもみたいに接してくれたほうがいい。俺も調子狂う」

「……っ、本当?」


真面目な話だから、今日は我慢しようと思っていたけれど。

悠くんの言葉に嬉しくなった私は、早速彼の胸に飛び込んだ。

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