今日もキミに甘え放題



少し早いかな?と思ったけれど、家の前にはもう悠くんの姿があった。


「悠くん、お待たせ……!」
「別にまだ予定の時間より……」

「……ゆ、悠くん?」


慌てて声をかけると、悠くんは私のほうを向いた。
けれどその直後、なぜか固まってしまって。

もしかして私の服装を見て、ダサいと思ったのだろうか。


白がベースのワンピースに、薄手のカーディガンを羽織っている私。


正直、我ながら頑張ったと思う。

学校のスカートより丈が短いかもしれないワンピースは、少し恥ずかしい。

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