今日もキミに甘え放題
「ゆ、由良ちゃん……?」
「なんでこの子はこんなにも自信ないの?あ、わかった!清水が変なこと吹き込ませてるんでしょ!」
「そんなことするわけねぇだろ。
俺は早く自分のものだって言いたいぐらいだからな」
「うーん、じゃあ彩葉が弱気なだけか……確かに彩葉、周りの目をよく気にしてるような気もするけど……」
うっ……由良ちゃんにもバレていたようだ。
私が周りを気にしていることに。
由良ちゃんが深く考え始めたところで、タイミングよく料理が届いた。
そのおかげで話は中断され、それ以上追及されることはなかった。