今日もキミに甘え放題
「あたし、実はずっと彩葉ちゃんと話したいと思ってたの。これを機に仲良くしてくれると嬉しいな」
「わ、私と……?」
「そう!気軽に美咲って呼んでくれていいから!」
「……ありがとう、すごく嬉しい。
美咲ちゃん、よろしくね」
最初はどうなるかと思ったけれど、私に対しても優しく接してくれる美咲ちゃんが近くでよかった。
「か、かわいい……!」
「……え」
「あ、ううん!なんでもないよ。
これからよろしくね」
ちょうどそのとき、チャイムが鳴ってホームルームが終わる。
「彩葉!」
「あ、由良ちゃん……!」
するとすぐに由良ちゃんが駆け寄ってきてくれた。
心配そうに私を見つめる由良ちゃん。