今日もキミに甘え放題
実際は私が一人っ子で、悠くんには歳の離れたお兄ちゃんがいる。
今は彼女と同棲生活を送っていると、悠くんが言っていた。
コンビニに寄って、目的のスイーツをゲットする。
買い物を終えるとまた悠くんと手を繋いで、家へと目指した。
「お邪魔します」
一度私は家に帰り、着替えてから悠くんの家に向かう。
悠くんも着替え終わっていたようで、リビングのテーブルには私の好きなりんごジュースが準備されていた。
そして私たちはようやく、本来の幼なじみの関係へと戻るのだ。
「このいちごプリン、すごく美味しい」
「今回は当たりで良かったな」
新作というものは、毎回自分に合う合わないがある。
今回は自分の好みに合ったようで、とても美味しかった。
「うん!悠くんも食べてみて」
共有したくて、スプーンですくったいちごプリンを悠くんの口元に持っていく。
ほぼ強制的に食べさせているけれど気にしない。