僕がずっとそばにいる
私、鶴見 律歌がハルと出会ったのは小学生になる前の時だった。
「隣に引っ越してきた安藤です。これ、つまらないものですが。」
「あら!ありがとうございます〜。」
隣に引っ越してきたハルのお母さんとウチのお母さんは高校からの友達だったらしく、それから家族ぐるみの付き合いになった。
当然、私とハルもすぐに仲良くなった。
お母さんの後ろにくっつくハルと少し気の強い私。
私は、いつも弟のように接していた。
そんな光景を親達は微笑ましい表情で見つめていた。