僕がずっとそばにいる
ハルが目を覚まさないまま、3日たった。
(ハル・・・・・・。)
私は毎日、病院に来ていた。
ハルが目を覚ました時に誰かいるように。
だって、誰かがいないと寂しいから。
「私のせいだ・・・・・・。私が代わりに轢かれてれば・・・・・・。ハルは、ハルは!」
呼吸器を付けたハル。
(ハル・・・・・・。早く目を覚ましてよ。ハルがいないと私・・・・・・!)
その時、私の腕をトントンと指で叩く感触があった。
「ハル!良かった!」
私は、持ってきたスケッチブックに書いてハルに見せた。
『分かる?会いたかった!』
すると、ハルはコクリと頷いて小さく笑った。