陽点  心の中の太陽

未熟な私の 幼稚な願いを 叶えるために


私は ずっと 我慢していた。




栄二といる時は いつも 明るい笑顔で。


不満を言うことも しないで。


栄二のことは 決して 否定しなかった。



いつしか 私は 栄二にとって 


都合のいい女から かけがえのない女に 昇格していた。



栄二にとって 私ほど 居心地のいい人は いなかったはず。


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