陽点 心の中の太陽
そんな子供達も 成長に従い 私の分身じゃなくなる。
時々 子供達から覗く 栄二の 遺伝子に
私は 身震いする。
あんなに 嫌っている父親なのに。
やっぱり 引き継いでしまうの。
いつまでも 子供達を 生きがいには できない。
満足な親じゃなかったけれど。
せめて 健全に 自立させてあげたいから。
私も 本気で 自分の人生を 考えよう。
富永さんに 抱かれたことは 大きな転機だった。