陽点 心の中の太陽
私のペースで 付き合いを 続けてくれた 富永さん。
最初私は ただの 不倫相手だと 思っていたけれど。
いつも 見えない所で 私を 支え続けてくれた。
いつの間にか 開店準備を 整えてくれた あの日のように。
男性に 何かを期待しては いけない。
何も 求めなければ 傷付かない。
そう思って 付き合っていたはずなのに。
私は いつの間にか 富永さんを 信じていた。
いつも 誰に対しても 穏やかで。
決して 声を荒げたりしないから。
いつも 安心して 近くにいられた。
栄二とは いつも ピリピリ 緊張しいた私なのに。