陽点 心の中の太陽
「そろそろ 一緒に 暮らそうよ。」
富永さんに そう言われた時 私の心には 迷いもあった。
「雅志 若い子と 結婚しなくていいの?」
男性の 40代前半は 婚活市場では まだ売れる。
「はあ?これから 子育て?無理無理。」
富永さんは ケラケラ笑う。
「これからは 自分の 好きな事して ゆっくり 暮らしたいよ。」
「私は そう思うけど。美由紀達 いるし。でも 雅志は 自分の子供いなくて 後悔しない?」
「俺も 美由紀達でいいよ。これから 子供産んで いくつまで 子育てするの。それに 久美子よりも 俺に合う人 いないし。」
いつも 淡々としているから。
あまり 私にも 気持ちを 言ってくれないけれど。