竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
 料理をしていたおばさんが返事をしました。手もとを見ていた顔を上げたのを見ると、バーガンディーさんは私をそこに連れていきました。ぺこり、と頭を下げます。
「新入りだ。ここで面倒見てやってくれ」
「……了解」
 料理する手を止めないまま私をチラ見し、返事をするトープさん。了解とは言いつつも、歓待されていないのがひしひしと伝わってきます。
「じゃ、俺は行くわ」
「ありがとうございました」
 お~い、こんな修羅場っているところにポツンと置いていくんか~い!
 トープさんが返事したから、もう自分の仕事は終わったとばかりに、バーガンディーさんはまた外に出ていってしまいました。

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