竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
 強大な力を持つ竜王様だし。竜王様だけでなく、側近の方々も賢い方ばかりだし。
 言われてみれば当然のことだけど、自分の詰めの甘さに愕然としていると。
「私のストレス性の不眠には、これくらいの薬草じゃあ効きませんよ。スプルース、もっと強化して」
「了解」
 インディゴ様とスプルース様が、今度は違う方向から出てきました。
 インディゴ様は薬の強さに不満があるようで、スプルース様に追い魔法をかけさせるようです。
 インディゴ様の指示にうなずいたスプルース様は、鍋に向かっていつものようになにかぶつぶつと呪文らしきものを唱えています。睡眠薬をさらに強化してくれるんですか?
「あとはヴァヴェルが来るのを待つばかりだな。ほかのやつにも手伝ってもらって、ヴァヴェルを精いっぱいもてなしてやれよ~」
「えええっ!?」
 また違う方から出てきたバーガンディーさんがニヤニヤ笑っています。
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