竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
片づけの手伝いをしていたらトープさんに呼ばれました。
「なんでしょう?」
「いろいろ計画が狂っちまったけど、この後どうするんだい?」
「この後……」
計画通りならば、私はこのまま竜王城から出ていき、トープさんの妹さんのところに身を寄せる予定でした。現に今も、トープさんのうしろには、私を逃してくれる案内役のメイドさんと雑用係さんが待っています。
しかし計画は、竜王様の登場ですっかり狂ったからなぁ。
というか、なにより、さっき竜王様には『戻る』って言ってしまったし。
おぅ……。万事休す。
べつに牢屋戻りでも全然いいんですよ。でも、こんな私が竜王城に残っていいものでしょうか?
薬で強制的に忘れさせられていた記憶は、全部よみがえったとは思うんです。たぶんこれ以上のミッションは課されていない、はずなんだけど。絶対、とは言いきれないのも事実なのよねぇ。我ながら。
「なんでしょう?」
「いろいろ計画が狂っちまったけど、この後どうするんだい?」
「この後……」
計画通りならば、私はこのまま竜王城から出ていき、トープさんの妹さんのところに身を寄せる予定でした。現に今も、トープさんのうしろには、私を逃してくれる案内役のメイドさんと雑用係さんが待っています。
しかし計画は、竜王様の登場ですっかり狂ったからなぁ。
というか、なにより、さっき竜王様には『戻る』って言ってしまったし。
おぅ……。万事休す。
べつに牢屋戻りでも全然いいんですよ。でも、こんな私が竜王城に残っていいものでしょうか?
薬で強制的に忘れさせられていた記憶は、全部よみがえったとは思うんです。たぶんこれ以上のミッションは課されていない、はずなんだけど。絶対、とは言いきれないのも事実なのよねぇ。我ながら。