竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
今、私は、お店に食材を納入してくれている商人さんと雑談中。そして私が手に持っているのは、今運ばれてきたばかりのみずみずしい昆布やワカメのような海藻。
私の注文に、商人さんが難しい顔をして腕組みをしています。
「ない……ですねぇ」
「デスヨネ~」
どれもこの世界にはない食材。竜王城にいた時も、特別に作ってもらっていたものばかりです。
「そんなもの、なにに使うんですか?」
「そのものを使うんじゃなくて、そこからスープを取るの。味に深みが出ておいしくなるんです」
「へぇ! そうなんですか」
乾燥海藻の使い方を聞いて、商人さんが驚いています。
もともとこの世界に『出汁』ってものがなかったしね。だから、出汁用の昆布や魚の乾物なんて、ないわなぁ。
私の注文に、商人さんが難しい顔をして腕組みをしています。
「ない……ですねぇ」
「デスヨネ~」
どれもこの世界にはない食材。竜王城にいた時も、特別に作ってもらっていたものばかりです。
「そんなもの、なにに使うんですか?」
「そのものを使うんじゃなくて、そこからスープを取るの。味に深みが出ておいしくなるんです」
「へぇ! そうなんですか」
乾燥海藻の使い方を聞いて、商人さんが驚いています。
もともとこの世界に『出汁』ってものがなかったしね。だから、出汁用の昆布や魚の乾物なんて、ないわなぁ。