竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
なんかめっちゃ怪しくね?
静かに長い脚をゆったりと組み、腕組みしながら外の景色を見ている様子は、なんかやたらに雰囲気イケメンだけど。
お客様の注文を聞いていたシャトルーズさんが、不思議そうな顔をしながらキッチンに戻ってきました。
「どうかしましたか? というか、あのお客様、怪しくありません? フードも取らないし」
あいにく今日はボルドーさんたちは行商に出ていて留守だし、プルシアさんもまだ漁から帰ってきていないし。なんだったら常連の、強面お兄さんたちにヘルプ出そうかしらと考えていると。
「口調は穏やかだったわ。こちらに危害を加えるような雰囲気ではなかった」
「でも……」
それでも不安を拭いきれないでいると。
「不思議なのよ」
「なにがですか?」
「あのお客様、メニューも見ないうちからレイラのミソシルを注文してきたの」
「はい?」
ダイレクトで私のお味噌汁? そりゃ不思議です。
静かに長い脚をゆったりと組み、腕組みしながら外の景色を見ている様子は、なんかやたらに雰囲気イケメンだけど。
お客様の注文を聞いていたシャトルーズさんが、不思議そうな顔をしながらキッチンに戻ってきました。
「どうかしましたか? というか、あのお客様、怪しくありません? フードも取らないし」
あいにく今日はボルドーさんたちは行商に出ていて留守だし、プルシアさんもまだ漁から帰ってきていないし。なんだったら常連の、強面お兄さんたちにヘルプ出そうかしらと考えていると。
「口調は穏やかだったわ。こちらに危害を加えるような雰囲気ではなかった」
「でも……」
それでも不安を拭いきれないでいると。
「不思議なのよ」
「なにがですか?」
「あのお客様、メニューも見ないうちからレイラのミソシルを注文してきたの」
「はい?」
ダイレクトで私のお味噌汁? そりゃ不思議です。