竜王様、ごはんの時間です!~グータラOLが転生したら、最強料理人!?~
置く場所も決まったことだし、あとは本体を作ってもらうだけになりました。
数日後。
「お~い。竜王様がお呼びだぞ」
「私ですかぁ?」
いつものようにふらりと厨房に現れたバーガンディー様に連れられて勝手口を出ると、竜王様とスプルース様が私を待っていました。
「どうしたんですか?」
「これから『レイゾウコ』を作るんだ」
「わぁ! ありがとうございます」
喜んだものの、どこにも冷蔵庫の材料(?)が見あたらないんですが? せめて鉄板かステンレス的な板とか、なんかぐちゃっとした配線とかありそうなもんだけど、ふたりの周りは綺麗さっぱりなにもありません。
「あの。どうやって冷蔵庫を作るんですか?」
「ライラックの描いた説明図をもとにイメージを明確にし、それを魔法によって具現化する。そのための魔法陣を構築し──」
スプルース様、ちょっとなに言ってるのかわからない。
数日後。
「お~い。竜王様がお呼びだぞ」
「私ですかぁ?」
いつものようにふらりと厨房に現れたバーガンディー様に連れられて勝手口を出ると、竜王様とスプルース様が私を待っていました。
「どうしたんですか?」
「これから『レイゾウコ』を作るんだ」
「わぁ! ありがとうございます」
喜んだものの、どこにも冷蔵庫の材料(?)が見あたらないんですが? せめて鉄板かステンレス的な板とか、なんかぐちゃっとした配線とかありそうなもんだけど、ふたりの周りは綺麗さっぱりなにもありません。
「あの。どうやって冷蔵庫を作るんですか?」
「ライラックの描いた説明図をもとにイメージを明確にし、それを魔法によって具現化する。そのための魔法陣を構築し──」
スプルース様、ちょっとなに言ってるのかわからない。