隣の席で青春くん


「やった…!」



「えー!なんでくじ運ない彩が〜…ずるい」



「日頃の行いかな」




「何をしたって言うのよ。けっ」



翔子はブツブツ言いながら1番前の席に移動していく。



私も、自分の荷物を抱えて1番後ろに移動した。




あぁ…なんていい眺めなの。




「彩、良かったね。この席」


私の前の子が後ろを見てにっこり笑う。




「まぁね。寝れる寝れる」



「寝てたら起こすよ」



「そこは寝させて」



前の子と喋ってると、急に教室の扉が開いた。




ガララララッ





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