世界No.1の総長と一輪のはにゃ
「人間に戻す方法見つけるからな」
頭を撫でてあげる手を止めたら、
「にゃー?」
不安そうに俺を見つめる花莉。
「俺が一生守るから」
もう一度頭を撫でてから、小さな花莉を強く抱きしめた。
強く、
強く……
花莉は俺の腕の中でもぞもぞと動く。
…苦しいのかも
腕を解いて離れようとしたら花莉は、俺に顔を近づけてきて
──……ちゅっ、と唇にキスを落とされた。
プリンの甘い匂いが鼻腔をくすぐって、すぐに離れていく小さな彼女。