世界No.1の総長と一輪のはにゃ
「花莉!!!!!」
俺は花莉をもう一度呼んだ。
だけどやっぱり返事はなくて…。急いで花莉の部屋へと向かう。
もしかしたら寝ているのかもしれない。
そうだ。寝ていて気づかないだけかも。
ガチャっ!
と急いで部屋のドアを開けた。
部屋の中は電気がついていなくて真っ暗。しかも人がいる気配はない。
じゃあ寝室に…
ガチャっ!
今度は寝室のドアを開けたけど……やっぱり真っ暗で、人の気配を感じない。
じゃあ俺の部屋!?
走って自分の部屋へと向かったが、やっぱり花莉はいない。
じゃあいったいどこに……
リビングか?ソファで寝てたりとか…
俺はリビングへと戻り、花莉を探した。
そこで目に入ったのは……
ソファの上に脱ぎ捨ててある…学校の、制服のスカート。
「!?」
これ、たぶん花莉のだよな!?
スカートを手に取ると、なにかがポロリと床へと落下。