最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
確執の深さ~萌佳side~
「島田さん。ちょっといいですか?」


シュシュで1人でいたら、突然、コンシェルジュの茅野君が声をかけてきた。


「どうしたの?」


「今、ちょっと時間ありますか?」


「ちょうど食べ終わったところだから、あと少しなら大丈夫だけど」


茅野君が、一体、私に何の用?


私は、シュシュの1番端っこのテーブルに連れていかれた。


この時間は空いててあまり人がいない。


「すみません。急に」


「全然いいけど……どうしたの?」


ここでは敬語は使わなくていいから、後輩の茅野君にはタメ口。


こんなに近くで顔を見たのは初めてかも知れないけど……


この子、こんなにイケメンだったっけ?


目が大きくて二重で、とても可愛い顔をしてる。


「あの……島田さんって、松下さんと仲がいいですよね?」


え? まさか……


「え、ええ。まあ」


「僕、島田さんに相談したいことがあって」


「もしかして、相談って……茅野君、一花のことが好きとか?」
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