最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます

俺は、思わずその体を払い除けてしまった。


「島田さん。申し訳ないが、君を……女性として見ることはできない。これから先もずっとだ。君は、松下さんに何を言った？　どうして大切な友達をおとしめるようなことをする？」


かなりキツい言葉だとわかっていた。


それでも、俺は言わずにはいられなかった。


「総支配人、どうしてですか？　一花なんて、あんな子、悪口言われて当然なんですよ。なのに自分は被害者みたいな顔して」


「そんな言い方はやめてくれ。彼女はとても悩んでいる。ずっと我慢してる。何も言わなくても俺にはわかる。友達だと思ってた君に、ひどいことを言われたんだろうって……」


「総支配人は、私じゃなく一花のことを信じるんですか？　一花のこと、どう思ってるんですか？」


激しく噛み付くように聞かれた。


それなら、ちゃんと答えるしかないと思った。