最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
その提案が嬉しくて、私達は彼女を今夜のディナーに招待した。


深月グループの御曹司であり総支配人でもある絢斗に緊張しながらも、彼女はその誘いを快く受けてくれた。


良かった……いろいろ話せるのが今から楽しみだ。


でも、まだ夕食までには少し時間がある。


とりあえず、私達は部屋で休むことにした。


案内されたのはスイートルーム。


日本のスイートよりかなり広くて、こちらも芸術的だ。


窓からの景色も、絵葉書みたいに綺麗で、思わず写真に収めたくなった。


海外にいる実感が一気に沸く。


こんな雰囲気の良い立派な部屋に、絢斗と2人で宿泊できるなんて……本当に夢みたいな話だ。


でも、良く考えたら、私達は今まで同じ部屋で寝たことがない。


今日は……


当たり前だけど、隣同士のベッドで寝るんだよね。


ちょっと緊張するかも……と、いうか、めちゃくちゃドキドキする。
< 176 / 257 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop