最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
あなたの隣で
あれから、1年――


また、大好きな桜の季節がやってきた。


絢斗と2人で桜並木を歩いたことが、昨日のことのように思い出される。


あの日から……


私は、人生が180度変わった。


今年の桜もやっぱり綺麗で……


この桜を、来年も再来年も絢斗と見たい。


そう、心からしみじみと思った。


明日は2人の結婚式。


フランスでのプロポーズの後、いろいろ相談しながら準備をしてきた。


式は、身内と大切な方々を呼んでささやかに行う。


その後、大々的に披露宴はせずに、少人数でのパーティーを開くことにした。


あまり派手なことを嫌う、絢斗のお母様の要望もあったようだ。


だけど、私もそうしたかったからすごく有難かった。


お母様とも、あれから何度かお会いしたけど、いつも優しくしてくれて、娘ができたみたいだってすごく喜んでくれてる。
< 224 / 257 >

この作品をシェア

pagetop