大好きな君に
いち
『ポタッ ポタッ ポタッ ポタッ…』

ゆっくりとした一定のリズムで落ちていく

もう この音は聞き慣れているはずなのに

なんだか気になって
心臓の動機が次第に速くなる

僕は錆びた水道の蛇口に手を伸ばして 思いきり強く締めた


『ギィー---』
枯渇した木の扉がゆっくりと開く
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