蒼月

「よう、来たか。」

軽く手を上げて言う裕司。

「おはよう、裕司さん。二日酔い大丈夫?」

昨日はだいぶ飲んでたからなぁ、と昨日の夜を、思いだいながら聞く。

「あ?平気だぞ。」

「ふはっ、そんなこと言いながら一番最初に酔っ払ったの裕司さんだよ。」

「っそんな事ねぇよ!」

慌てて首を横に振る裕司に誓都はクスクス笑った。

昨日、裕司は意外と下戸だよと言っていた咲哉を思い出した。

「ねぇ、それよりはクラス教えてよ。」

「あ、あぁそうだな。」

そう言った裕司は変なキャラクターのスマホカバーを着けたスマホを取り出してどこかに電話をし出した。
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