イケメン男子と疑似恋愛⁉︎
「お昼はごめんね?ああでも言わなきゃ、日坂さんと話せないと思って」
「あっ、いえ…」
三浦くんが謝る必要なんてないのに。
首を振ると、「…よかった。」そう言って、はあーっと安堵の息を漏らす三浦くん。
人気者の三浦くんでも不安だと思うときはあるんだ…。
「それでね、連絡先についてなんだけど…」
あっ…
そういえば、ノートを拾ってくれたときもそんなこと言ってたっけ。
あのときは私が、スマホをかばんの中に入れっぱなしにしちゃっててそのまま話は流れちゃったんだけど…
「ダメ、かな」
「あ、いえ!ダメじゃないです…!」
「ほんとに?」
心配そうな顔を向けてくる三浦くんの、その言葉に大きく頷く私。