こんな溺愛、きいてない!
「うぎゃ!」


そして、両手で捕獲され。


「そ、そ、そういうこと、
が、が、がっこで!」


いきなり、首筋にキスするとか、
頭、おかしいから!


何考えてるの⁈


涙目でじっと睨みつけると。


「凛花、噛み過ぎ。
何言ってるか分かんない。

つうか、お前、ホント可愛いな。

キスマークは
つけてないから安心しとけ」


目を細めて柔らかく
微笑んでいるけれど!

『安心』の意味!


ポンポンと私の頭を叩きながら
甘く微笑む遥先輩の笑顔は半端ない。


くっ!


心臓破れる。

< 160 / 288 >

この作品をシェア

pagetop