2番目
梅雨空
強がり
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「ねえ、あんた玲司くんと付き合ったってほんと?」
有島先輩と付き合うようになってから数日がたち、あっという間に噂は広まった。
なんでもわたしがかなり言い寄って仕方なく付き合ってあげたという風に広まっているらしい。
「玲司くんはね、あんたなんかと付き合うような人じゃないんだよ」
昼休み、校舎裏に呼び出されたわたし。
今日は雲が多くて、いまにでも雨が降ってきそうだ。
ああ、早く梅雨明けないかな。
「おい、聞いてんのかよ?」
先輩3人に囲まれて動けない状態のわたしは、言い返しても無駄だとわかっているのでなにも言わずにこの場をやり過ごそうとしてるところ。
こういうのドラマとか映画ではよくあるけど、実際にもあるんだ。