2番目


手術が終わって目覚めたとき、そこには知らない女の子がいた。

とてもかわいい女の子。

前までのわたしの面影なんて一切ない。



中学までの自分は死んだんだと言い聞かせた。



そのあと、親の離婚によって苗字もかわった。


遼河美玲という名前。


今、目の前にいる女の子はその名前がぴったりにみえる。


その日からわたしの2度目の人生がはじまった。

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