2番目
「また、考えごとしてる。ここ、きゅーってなってるよ」
わたしの眉間を押さえながらそういう玲司は、やっぱり変わらずかっこいい。
わたしだめみたいだ。先輩依存症すぎて。
「でも、それも俺のせいだよね。ごめん」
「ちがう!玲司は何も悪くない!」
「かんな、俺に聞きたいことあるでしょ?」
「え?」
「最近考え事多いし、なんか様子変」
先輩にはかなわないや。
先輩はまわりをみるのが上手だと思う。
そしてちょっとした変化に気づくのも。
「なんでもいって」