俺…お前が側にいないとダメだ
「私はもう永遠の所に戻りません
帰って下さい」

「美玲⁇どうして⁇」

「私はもう貴方に愛される資格はないです
私は彼と一緒に生きて行きます」

上條先輩が

「永遠…美玲さんはね
妊娠してるの!彼の子どもよ
永遠を裏切ったのよ!」

「何を言ってるんだ!」

「本当です…だから帰って下さい」

涙を我慢して言った

「麗華が仕組んだことは知っている
麗華とこいつが一緒にいる所をうちの組の者が見たんだ
だから調べていた
その矢先に麗華から誘われた
尻尾を掴む為麗華の誘いに乗った
あの時まさかこいつと一緒だったとは知らなかった…
一人で出かけていると思っていたから
だから夜に麗華とこいつの話をしようと
思った…だけど遅かった」


そうかあの時のメールは
ただ"出かけてきます"とだけ送った
だからまさか小林さんと一緒とは
思わなかったんだ

「麗華とお前!
美玲に手を出しやがって!
容赦しねえからな!
覚悟しやがれ!
お前ら捕まえろ!」

上條先輩と小林さんは抑えられた
どこに連れて行かれたかはわからない



「美玲…」

と永遠が抱きしめた




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