本当は好きなのに
再開したとき。
その瞬間は気まずさがあったのか、二人ともよそよそしい感じだったそう。
でも、そんな状態なのも、ほんの一瞬。
二人はすぐに話が盛り上がり、続きはカフェで話そうということになった。
カフェに着いてからも、話の盛り上がりは落ちることなく、思い出話にも花を咲かせた。
思い出話以外にも、お互いが知らないお互いの大学生活、社会人生活の話。
それらの話は尽きることなく続いた。
尽きることなく続いて……。
そして時間もあっという間に過ぎ……。
そろそろ帰る時間になった。
帰る時間になったとき。
二人は別れを惜しんだ。
別れを惜しんだ二人。
二人は、これからも会いたいと思った。
そう思った二人は、これからも会おうと言い合った。