医者の彼女
和弥「…待て。やっぱちょっとおかしい」

「な…何が?」

そういうと、近寄ってきて額に手を当てられる。

予想外の行動に思わず身体に力が入り、
後退りしてしまう。

和弥「…ほら、少し熱っぽい」

「だ…大丈夫よ、これくらい!ご飯いこ?
あったかいの食べたいなぁ…グラタンとかどう?」

和弥「…やっぱダメ。行くのはやめよう。
デリバリーでグラタン取ってやるから。」

「…大丈夫なのに。」

和弥「…拗ねんなって。」

「…拗ねてない」

それから近くの洋食屋さんのグラタンを
デリバリーして食べた。

和弥「やっぱ具合悪いんじゃん。
グラタン、全然減ってないぞ。」

「そ…そんなこと…」

和弥「無理しなくていいから。ちょっとこっち来い」

ほらきた。診察タイム。

何も考えずに、自分から家に来てしまった事を
後悔する。
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