医者の彼女
次の日、喉の痛みが酷くなっていた。
声がかすれて、うまく出ない。

どうしよう…初めての事態に動揺する。

和弥「亜妃、おはよう。調子はどう?」

「か…和弥さん…」

和弥「おぉ、声がやべぇな。ちょ…
口ん中診してみ。あーん」

「あっ…」

和弥「腫れてんな…病院いくか」

「い、嫌。病院は…行かなくていい。大丈夫」

和弥「でも喉痛いだろ?」

「…へーき。」

和弥「薬飲んだ方が早く良くなるし。」

「…今日日曜じゃん、外来してないでしょ」

和弥「俺が診るんだし問題ないでしょ。」

「今日はいい…明日行くから。」

折角の休みの日に病院に行かせるのは申し訳ないし、
明日には治ってる可能性だってある。

和弥「…なら明日、朝イチで俺と病院な。」

頷く。

和弥「とりあえず、その状態じゃご飯食べるのも
大変だな。ちょ…買い物行ってくるから待ってろ?」

「…私も行く。」

和弥「今日は大人しくしてろ」

「…1人やだもん。」

和弥「やだもんって…可愛いけど、今日はダメ。
ベッドで大人しく寝てろ。」

そう言って買い物に行ってしまった。
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