医者の彼女
「えっと…。じゃあ…このミモザってやつ
飲んでもいいですか?」
慌てて渡されたメニューを手にして、
呪文のようなメニューの中から適当に選ぶ。
正直、カタカナばかりで何がなんだかさっぱり。
1番最初に目についたものをお願いする。
和弥「了解」
そういって注文してくれて、出てきたお酒は
オレンジジュースのような見た目だけど、
グラスの縁にオレンジのくし切りが飾られてて
オシャレな見た目。
とりあえず、美味しくないって事はなさそう。
うちのお店もこれくらいオシャレなの置いたら
お客さんもっと来そうなのに…と、こんな時にも
バイトの事を考えながら一口飲んでみる。
「えっ、何これ‼︎すごい美味しい‼︎
何のお酒だろう⁇オレンジ?」
和弥「何か分かんないのに頼んだのかよ⁉︎
…勇者だな。笑」
和弥さん曰く、カクテルの中にはトマトや
ココナッツなどクセの強いものや、ジンやウォッカ
みたいにアルコール度数の高いお酒を使った
シャンパンもあるから無闇に注文するのは危険らしい。
和弥「ミモザは確か、シャンパンと
オレンジのカクテルだったか?
まぁ、美味しかったなら良かったな。」
「はい!良かったです。正直、美味しくなかったら
どうしようかと思ってました。」
和やかに話していたつもりだけど一瞬で真顔になる
和弥さん。
和弥「それより、さっき咳してたけど…」
「えっ!あぁ、大丈夫です。風邪が少し長引いて
いるのと、タバコの煙で咽せてしまっただけなので。」
和弥「でも病院には行った方が良い。
咳が長引くのは…」
言いかけて不自然に話を中断する和弥さん。
なんですか?と聞く私に
「いや、何でもない」と返されてしまった。
まぁ、私も病院とかの話は避けたかったから
深く聞く事もなく、お互いお酒を飲むしかなかった。
結局2時間くらいかけて2杯を飲み、
ジャズを聴いてた2人も帰ってきて、いい時間という事で解散。
家に帰って携帯を開く。
一応お礼のメールしたほうがいいよね?
奢ってもらったわけだし…
そう思い、和弥さんにショートメールを打つ。
''今日はご馳走様でした。ありがとうございました。"
ピコン♪
和弥"どういたしまして"
すぐにまた
ピコン♪
和弥"今度はこないだの埋め合わせも
兼ねてご飯付き合えよ?"
なぜ命令口調⁇
でもなんでだろう…この命令口調、
意外と嫌じゃないから厄介だ。
飲んでもいいですか?」
慌てて渡されたメニューを手にして、
呪文のようなメニューの中から適当に選ぶ。
正直、カタカナばかりで何がなんだかさっぱり。
1番最初に目についたものをお願いする。
和弥「了解」
そういって注文してくれて、出てきたお酒は
オレンジジュースのような見た目だけど、
グラスの縁にオレンジのくし切りが飾られてて
オシャレな見た目。
とりあえず、美味しくないって事はなさそう。
うちのお店もこれくらいオシャレなの置いたら
お客さんもっと来そうなのに…と、こんな時にも
バイトの事を考えながら一口飲んでみる。
「えっ、何これ‼︎すごい美味しい‼︎
何のお酒だろう⁇オレンジ?」
和弥「何か分かんないのに頼んだのかよ⁉︎
…勇者だな。笑」
和弥さん曰く、カクテルの中にはトマトや
ココナッツなどクセの強いものや、ジンやウォッカ
みたいにアルコール度数の高いお酒を使った
シャンパンもあるから無闇に注文するのは危険らしい。
和弥「ミモザは確か、シャンパンと
オレンジのカクテルだったか?
まぁ、美味しかったなら良かったな。」
「はい!良かったです。正直、美味しくなかったら
どうしようかと思ってました。」
和やかに話していたつもりだけど一瞬で真顔になる
和弥さん。
和弥「それより、さっき咳してたけど…」
「えっ!あぁ、大丈夫です。風邪が少し長引いて
いるのと、タバコの煙で咽せてしまっただけなので。」
和弥「でも病院には行った方が良い。
咳が長引くのは…」
言いかけて不自然に話を中断する和弥さん。
なんですか?と聞く私に
「いや、何でもない」と返されてしまった。
まぁ、私も病院とかの話は避けたかったから
深く聞く事もなく、お互いお酒を飲むしかなかった。
結局2時間くらいかけて2杯を飲み、
ジャズを聴いてた2人も帰ってきて、いい時間という事で解散。
家に帰って携帯を開く。
一応お礼のメールしたほうがいいよね?
奢ってもらったわけだし…
そう思い、和弥さんにショートメールを打つ。
''今日はご馳走様でした。ありがとうございました。"
ピコン♪
和弥"どういたしまして"
すぐにまた
ピコン♪
和弥"今度はこないだの埋め合わせも
兼ねてご飯付き合えよ?"
なぜ命令口調⁇
でもなんでだろう…この命令口調、
意外と嫌じゃないから厄介だ。