医者の彼女
和弥「まず最初に呼吸機能検査をして、肺の状態とか、気道がどのくらい狭くなってるかを確認して、
その後気道過敏性テストで重症度を診ていくな。」

「痛い…ですか⁇」

和弥「…痛くはない。ただ、気道過敏性テストは
気道を刺激する薬を使うから、咳が出やすくなる。」

「…咳…」

昨日の夜の苦しかったことを思い出す。

いやだなぁ…

和弥「フッ…安心しろ。ちゃんと薬の量も調整するし、
もし発作起きても、すぐ抑える薬投与するから。」

「えっ?」

和弥「不安が顔に出てる。…やりたくないです、て。」

「だったら…」

しないでよって言いたかったけど…

和弥「心配すんな。」

そう言って頭に置かれた手がちょっとだけ、
大丈夫かもって思わせてくれた。
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