医者の彼女
正隆「だったら入院させるべきだろ。
薬のコントロールもあるし、ベッド空きあるだろ?」

和弥「させようとしたけどな…まぁちょっと保留。」

…ちょっとだけ申し訳ない気持ちになる。

正隆「え!待て。もしかして…
病院嫌いってそんなに⁉︎」

和弥「…まぁ、な。」

そのタイミングでご飯が運ばれて来て
私たちは食事をする。

…よかった、話が逸れて。

久しぶりの食事で、半分くらい食べると
お腹いっぱいになって来た。

…ご馳走してもらってるのに、残すのは失礼だよね。

そう思いながら食べてると…

和弥「…無理して食わなくていい。」

「えっ…」

和弥「さっきから全然減ってない。」

「あっ…」

そんなやりとりを見てた正隆さんが突然
食べ物を吐き出しそうになっている。

どうしたんだろう…

正隆「ぐふっ…嘘だろ。和弥お前…
女の子に優しく出来るんだな…」

和弥「あ?」

正隆「いや、他人を気にしたり出来るんだなーって。」

和弥「…うるせぇよ。」

…やっぱり。他人に興味ないタイプなんだ。
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