医者の彼女
吸入が終わるといつのまにか寝てしまっていた。

途中目を覚ますと点滴の針も抜かれていた。

すぐにまた眠りについて、気づくと朝になっていた。

トントン
看護師「おはようございます。起きてたんですねー!」

そう言って検温や血圧を測り始める看護師さん。

…やっぱりちょっと怖いな。

そこに和弥さんが入ってくる。

和弥「入るぞ。熱とバイタルは問題ない?」

看護師「はい、正常値内です。」

それだけ看護師さんに聞くと、私の方に近寄ってくる。

「気分どうだ?…だいぶ顔色もいいな。」

…まって。看護師さん凄い睨んでくる。

…怖い。

和弥さんも見れず目を合わせないでいると

和弥「…どうした?具合悪いか?」

「あっ…と。いえ、もう大丈夫…です。」

一向に目を合わせないのを見て
気づいてくれた和弥さんは看護師さんに
「検温おわったなら、もういいよ」といって
外に出してくれた。

ふぅ…

看護師さんがいなくなるとため息がでる。

和弥「…大丈夫か?」

「…あ。はい、大丈夫です」

和弥「もうすぐ仕事終わるから、帰る準備しとけな。」

そう言って仕事に戻ってしまった。
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