ねえ、知ってる?【上】



 うう・・・・・・。


 なんだか調子が狂ってしまう。


 どうしたら良いのか、わからない。


 私は顔がポカポカしたままお客さんの元へドリンクを運んだ。


 また、厨房に戻ると雅暉さんと一緒になる。


 それが恥ずかしくて、戻る足がゆっくりになった。


「そういえば、今日八時頃に陽十香と友達が遊びに来てくれるらしいです」


「お! 本当にー! それは嬉しいな。あと三十分か~」


 
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