ねえ、知ってる?【上】



「陽十香・・・・・・なんか雅暉さんに今日変なこと言われてから、私、ずっと変で・・・・・・」


「ま、雅暉さん!?」


「うん・・・」


 陽十香は大きな目をさらに大きくして私の顔を見てきた。


「て、てっきり私、大和のことかと思ってた・・・・・・! で、雅暉さんに何言われたの?」


「た、タイプだって・・・・・・私の顔・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・」



 自分で言っておいて、また恥ずかしさに頬が赤く染まる。


 
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