ねえ、知ってる?【上】



 そうだ、大和くんに色々相談してみようかな・・・。


『空いてるよ。行こう!』


 私はそう返信し、土曜日が来るのを楽しみに待った。


 大和くんに誘われると、自分のことをちゃんと友達と思ってくれているみたいで嬉しい。


 自分から誘うのはどうやったら良いのかわからないから誘ってもらえるのが嬉しいな・・・。


 
ーーー


 土曜日。


 私たちは14時に駅前に集合していた。


 大和くんが見つけてくれたお店は、ちょうど私たちの住んでいる場所の中間くらいのところにあった。


 それも考えてお店を探してくれたらしくて大和くんの優しさを感じた。


 
< 158 / 395 >

この作品をシェア

pagetop