ねえ、知ってる?【上】



 雅暉さん、いつもは『俺』って言ってるんだ・・・。


 素が見られて胸がキュンとした。


 可愛い・・・・・・。


「はい。行きましょう」


 私は照れながらも笑顔でそう言った。


 どうしよう・・・。


 ラーメンに誘われた・・・・・・。


 雅暉さんの隣で音を立てながら麺をすするの、なんだか恥ずかしいな・・・。


「よっしゃー!! さっさと服着替えて出よーー!」


 無邪気な雅暉さんに、またときめいた。


< 202 / 395 >

この作品をシェア

pagetop