ねえ、知ってる?【上】
「い、いや、それは・・・。まあね!! ね、隆平!!」
「お、おう!! こういうのは人数が多い方が楽しいぞ!?」
と言って雨野くんは私たちにピースサインを見せて来た。
「まあ・・・・・・それもそうだね!」
「・・・・・・・・・」
大和くんは不服そうな顔をしていたけど、私たちは二人に乗せられてスイーツ巡りを楽しむことにした。
「大丈夫! 着いてくるだけできっと楽しいから来て来て!!」
と言うので私たちは陽十香と雨野くんの後ろをついて歩いた。
意図があまりわからないけど、それでもおいしいスイーツを食べられるのなら満足だ。
二人について歩いていると、私たちはお団子屋さんに着いた。