ねえ、知ってる?【上】



 な、なんですかその破壊力の強い原動は・・・・・・!!


 私は体がとろけてしまうような気になった。


 心がこそばい・・・・・・。


 恥ずかしい・・・・・・。


 大和くんが触れている部分が全部熱い・・・・・・。


「や、大和・・・・・・・・・」


「なに?」


「お前、好きな人の前じゃそんな感じなの?」


「うっせーな。仁村さんも、あんまこっち見ないで・・・・・・」


 大和くんは私から離れて恥ずかしそうに下を向いていた。


 ・・・・・・可愛いな・・・。


 大和くんはこういうことを人前でするのは恥ずかしくないんだと思っていたけど、そんなことはないみたい。


 
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