無題
俺が何に怯えてるか?



そんなん俺にもわかんねぇんだよ。


俺はいつも通り部活をサボって家に帰る


ぼーっとしながら歩いているといつもと違う風景が目に入る


「あー道間違えた…」


道を間違えたことに対してしばらくはイライラしていたが家の近所なのにも関わらず一度も踏み入れたことのない道に興味を持ちそのまま歩いていくと河原に出た


「はぁー…」


河原に座り込みため息を吐く


「きっとちほなら幸せが逃げるとか言って俺の事怒るんだろうな」


高校二年になった今そんなことはもう気にならないけど


< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop