世界No.1の総長と一輪のはにゃ2
そう考えていたらきゅっとズボンを引っ張られて、何かと思ったらはにゃりが手を止めてじっと俺を見つめていた。
たぶん、うがいしたいんだろう。
「わかったわかった」
俺ははにゃりの背後にまわり、脇に手を入れて抱き上げる。
水道まで届いたはにゃりは、水を口に含んでぶくぶくとうがいを数回。
小さい口が膨らんでるのはなんか……すげぇ可愛い。
終わったらおろしてあげると、
「しゆー、ありがと!」
にこにこ笑顔でお礼を言う。
「おう。んじゃ、俺は扉の外にいるから。なんかあったらすぐ呼んで」
ぽんぽんと頭を撫でて、ふわふわの猫耳を触ってから俺は脱衣所を出た。