世界No.1の総長と一輪のはにゃ2
「はにゃり!?」
俺はすぐに立ち上がって、脱衣所の扉を開けて中に突入。
風呂場のドアを開ければ、なんと……。
バシャバシャと必死に水をかいて溺れているはにゃりの姿。
俺はすぐに彼女の腕を掴んで救出。
「大丈夫か!?」
声をかけると、はにゃりは苦しそうに咳をしながら飲み込んだ水を吐き出して。
タオルを持ってきてはにゃりの小さな体を包んでから背中をさすった。
何度も何度も咳をして、ようやく少しずつ落ち着いてきたはにゃりは
「……お風呂こわい」
と一言。
それから小さな体が震え出すのがわかったから、俺は小さな体を抱きかかえてリビングへ。
とりあえずはにゃりをソファに座らせてから、タオルと毛布を持ってきて。
はにゃりの濡れた頭にタオルを被せてから、小さな体を毛布でぐるぐる巻きにした。